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カローラクロスのマイナーチェンジ2023-2024:エンジンが進化

カローラクロス

トヨタの新型カローラクロスが2023年の10月にマイナーチェンジを行いました。

今回の改良は、パフォーマンスと機能性の大幅な向上に焦点を当てており、新たなエンジンの導入や内装色の追加、安全技術の強化など、多岐にわたる進化が見られます。

特に、燃費性能の向上や新世代ハイブリッドシステムの採用は、環境への配慮と経済性を両立させるトヨタの取り組みを反映しています。

また、インフォメーションディスプレイのサイズアップや、新色の追加は、現代のドライバーが求めるスタイルと機能を融合させた結果です。

この記事では、これらの変更点を詳しく解説し、2023年のマイナーチェンジを経たカローラクロスがどのように進化したのかを掘り下げていきます。

記事のポイント
  • 2.0Lダイナミックフォースエンジンへの変更による新型カローラクロスの性能向上
  • 新色追加と内装オプションの拡充による外観・内装のカスタマイズ性の向上
  • 第五世代ハイブリッドシステムの導入と燃費改善に関する詳細
  • 最新のToyota Safety Senseの機能追加と全グレードでの標準装備化




カローラクロスのマイナーチェンジ2023-2024

トヨタ:カローラクロス

トヨタは、2023年10月18日にカローラクロスのマイナーチェンジを発表しました。

この改良は、2022年10月のカローラシリーズの一部改良に続くもので、多くの注目すべき変更が加えられています。

新型カローラクロスのスペックと進化

新型カローラクロスは、先進的な技術と機能を備え、より魅力的なモデルへと進化を遂げました。

特に、ハイブリッドモデルには全ての電動モジュールが刷新され、2.0Lのエンジンに加えて、低燃費と高出力を実現する新世代ハイブリッドシステムが採用されています。

ハイブリッドZグレード(2WD)スペック

  • 全長×全幅×全高 4,490mm×1,825mm×1,620mm
  • ホイールベース 2,640mm
  • 最小回転半径 5.2m
  • 最低地上高 160mm
  • 室内長×室内幅×室内高 1,800mm×1,505mm×1,260mm
  • エンジン 1.8L直列4気筒
  • エンジン最高出力 72kW(98PS)5,200rpm
  • エンジン最大トルク 142Nm(14.5kgm)3,600rpm
  • フロントモーター最高出力 70kW(95PS)
  • フロントモーター最大トルク 185Nm(18.9kgm)
  • リアモーター最高出力 30kW(41PS)
  • リアモーター最大トルク 84Nm(8.6kgm)
  • 乗車定員 5人
  • WLTCモード燃費 26.4km/L

今回のマイナーチェンジでの変更点

トヨタのカローラクロスは、2023年10月18日に発売された最新のマイナーチェンジを経て、車両の性能と機能性が大幅に向上しました。

この改良では、ガソリンモデルのSグレードが廃止され、より強力で効率的な2.0Lダイナミックフォースエンジンが導入されています。

この新エンジンは、高速燃焼技術と可変制御システムを組み合わせることで、エネルギーロスを最小限に抑え、熱効率と出力の両方を高めることに成功しています。

外観では、新色マッシブグレーを含む8色の外板色が追加され、内装には新たにブルー×ブラックの選択肢が加わり、これまでのトヨタのカラーパレットに新たなバリエーションをもたらしています。

また、ハイブリッドモデルには新しいHEVバッジが採用され、細部に至るまでのこだわりが反映されています。

デザインやインテリアの変更点

デザインの面では、大規模な変更は行われていませんが、新しいHEVバッジの採用や、細部のデザインにおける微細な変更が施されています。

これらの変更は、新世代のハイブリッドシステムを搭載するグレードに限定されており、商品力の向上を図っています。

インテリアでは、ブルー×ブラックの新しい内装色が導入され、特にHYBRID Zのブラックルーフ2トーンカラーを選択したモデルに限り、この新しい内装色を選択できるようになりました。

ガソリンエンジンが2.0Lダイナミックフォースエンジンに

トヨタカローラクロスのマイナーチェンジにおいて、ガソリンエンジンは、従来の1.8Lエンジンから新たに2.0Lダイナミックフォースエンジンへと進化しました。

この変更は、単なる排気量の増加以上の意義を持ちます。

2.0Lエンジンは、最高出力が125kW(170ps)/6,600rpm、最大トルクが202Nm(20.6kgf・m)/4,900rpmと、従来の1.8Lエンジンを大幅に上回るパフォーマンスを発揮します。

Direct Shift-CVTとの組み合わせにより、燃費は2WDで16.6km/Lへと改善され、これは従来の14.4km/Lからの顕著な向上です。

このエンジンの採用は、高速燃焼技術と可変バルブタイミングシステムを組み合わせることで、熱効率を最大化し、燃料消費を抑えつつパワーを引き出すことに成功しています。

第五世代ハイブリッド導入の意義

カローラクロスのハイブリッドモデルに搭載された第五世代ハイブリッドシステムは、新世代の「ノア」「ヴォクシー」から採用された技術を基にしています。

このシステムは、高密度電池セルと出力をアップしたモーターを組み合わせることで、2WDでの燃費を26.4km/Lへと微増させ、低燃費と高出力を実現しています。

システム出力は90kW(122ps)から103kW(140ps)へと強化され、より力強い加速とスムーズな運転体験を提供します。

この技術の導入は、環境保護への貢献はもちろんのこと、燃料コストの削減という経済的なメリットももたらします。

新型カローラクロスは燃費も向上している

新型カローラクロスは、燃費性能においても大きな進化を遂げています。従来の1.8Lエンジンから、より効率的な2.0Lダイナミックフォースエンジンへの変更により、低燃費と高出力を実現しています。

ハイブリッドモデルの方も第五世代ハイブリッド導入により燃費を向上させています。

ハイブリッド(2WD)ハイブリッド(E-Four)ガソリン車
WLTCモード燃費
(旧→新)
26.2km/L → 26.4km/L24.2km/L → 24.5km/L14.4km/L → 16.6km/L

12.3インチになったインフォメーションディスプレイ(Zグレード)のみ

カローラクロスのZグレードに標準装備された12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイは、従来の7インチディスプレイからの大幅なアップグレードです。

この新しいディスプレイは、運転に必要な情報をより大きく、よりクリアに表示し、運転の安全性と快適性を高めます。

視認性の向上は、特に夜間や悪天候時の運転において、情報を素早く把握することの重要性を考慮した結果です。

最新のToyota Safety Senseを搭載

新型カローラクロスに搭載されている「Toyota Safety Sense」は、最新技術を駆使した予防安全パッケージです。

交差点での右左折時に対応可能なプリクラッシュセーフティや、ドライバー異常時対応機能、プロアクティブドライビングアシスト、発進遅れ告知機能などが追加され、安全運転をサポートします。

また、全グレードに電動パーキングブレーキが標準装備されており、レーダークルーズコントロールにはカーブ速度抑制機能が新たに加わっています。

これらの機能は、ドライバーの安全性を大幅に向上させると同時に、運転の負担を軽減し、より快適なドライブを実現します。

新型カローラクロスの価格

新型カローラクロスの価格設定は、その機能性と先進性を考慮すると、非常に魅力的です。

ハイブリッドGグレード(E-Four)の基本価格が2,969,000円からとなっており、上位のZグレードでは3,459,000円からとなっています。

この価格帯は、同クラスの競合車種と比較しても優れたコストパフォーマンスを提供しており、消費者にとってアクセスしやすい価格帯であると言えます。

また、新たな安全機能や快適性の向上が加わっていることを考慮に入れると、新型カローラクロスはその価格以上の価値を持っていると評価できます。

グレード価格
ガソリン車G”X”(2WD)2,184,000円
ガソリン車G(2WD)2,410,000円
ガソリン車Z(2WD)2,900,000円
ハイブリッド車G(2WD)
G(E-Four)
2,760,000円
2,969,000円
ハイブリッド車S(2WD)
G(E-Four)
2,980,000円
3,189,000円
ハイブリッド車Z(2WD)
Z(E-Four)
3,250,000円
3,459,000円
トヨタ:カローラクロス

まとめ:カローラクロスのマイナーチェンジ2023

記事のポイントをまとめます。

  • 2023年10月18日にカローラクロスのマイナーチェンジが発表された
  • 新型はガソリンモデルのSグレード廃止と2.0Lダイナミックフォースエンジン導入で性能向上
  • 外観は新色マッシブグレー含む8色の外板色追加、内装はブルー×ブラックの新選択肢
  • ハイブリッドモデルには新HEVバッジ採用、細部にこだわりを反映
  • ガソリンエンジンは最高出力170ps、最大トルク20.6kgf・mと従来1.8Lを上回る
  • 第五世代ハイブリッドシステムは2WDで燃費26.4km/Lを実現
  • Toyota Safety Senseには交差点での右左折対応機能やドライバー異常時対応機能など新機能追加
  • 全グレードに電動パーキングブレーキ標準装備、レーダークルーズにカーブ速度抑制機能
  • ハイブリッドGグレード(E-Four)は基本価格2,969,000円から、Zグレードは3,459,000円から
  • Zグレードには12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ標準装備
  • 新技術の導入で環境保護と燃料コスト削減の経済的メリットも
  • ハイブリッドモデルのシステム出力は90kW(122ps)から103kW(140ps)へ強化
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