高級コンパクトSUV市場に新たな風を吹き込む、その名もLBX。
この車両は、レクサスが提案する新しい価値観と、先進的な運転支援システムを融合させたモデルです。
コンパクトながらも、その存在感は一目でレクサスのDNAを感じさせるデザインとなっています。快適性と安全性を追求した設計は、ドライバーにとっての信頼となり、毎日の運転を特別なものに変えてくれるでしょう。
今回は、そんなLBXの魅力やスペックについて、深堀りします。高い走破性と安定した走行感、そして静粛性に優れた室内空間で、どんな道も快適に進むことができるLBXの世界を、一緒に探ってみましょう。
レクサスLBX新型の進化とスペック
新型レクサスLBXのスペックとその魅力
新型レクサスLBXは、コンパクトながらもレクサスの新たな挑戦「Lexus Breakthrough X(cross)-over」の名を冠しています。
従来の高級車市場に新たな価値を提供することを目標に掲げ、洗練されたデザインと卓越した性能で、運転の楽しさと快適さを追求しています。
ドライバーズシートに座ると、すぐにレクサス特有の高揚感と安心感が体感でき、アクセルを踏むたびに、クルマとの一体感を実感できます。
そのデザインは、コンパクトなボディにも関わらず、力強さとエレガンスを兼ね備え、どこへ行っても注目の的になることでしょう。
【新型 LBX 主要諸元】
- 全長×全幅×全高 4,190mm× 1,825mm×1,545mm
- ホイールベース 2,580mm
- 車両重量 1,310kg
- パワートレーン 1.5L 直列3気筒
- エンジン最高出力 67kW(91PS)/5,500rpm
- エンジン最大トルク 120N・m(12.2kgf・m)/3,800~4,800rpm
- モーター最高出力 フロント:69kW(94PS)/リヤ:5kW(6PS)
- モーター最大トルク フロント:185N・m(18.9kgf・m)/リヤ:52N・m(5.3kgf・m)
「Lexus Driving Signature」の深化とは
「Lexus Driving Signature」の深化について、新型LBXの開発において、レクサスはドライバーの運転経験をさらに向上させるために技術的な進化を遂げました。
この進化は、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答性を実現することに重点を置いています。
具体的には、新型LBXでは、ドライバーと車両の一体感を高めるためのドライビングポジションの最適化、慣性モーメントの改善、そしてフロントサスペンションのジオメトリの再設計により、操舵時の精度と安定性を大幅に向上させています。
また、ボディ剛性を高めることで、走行中の振動や騒音を抑え、より静かで快適な車内環境を提供します。
これにより、運転に集中できるだけでなく、乗員全員がリラックスして旅を楽しむことができます。
レクサスは、これらの技術的改善を通じて、全ての乗員が自然と笑顔になるような走りを追求し、長時間の運転でも疲れにくいという新たな価値を提供しています。
レクサスのプラットフォーム革新
レクサスは新型LBXで、コンパクトカーに特化したTNGAプラットフォーム(GA-B)を基に、LEXUS専用の改良を加えた新プラットフォームを採用しました。
このプラットフォームは、軽量でありながら高い剛性を持ち、低重心設計が施されています。
これにより、車両の操縦性と安定性が向上しています。
ドライバーの座る位置を低くすることで、車両の重心を下げ、全体の高さも抑えつつ、室内空間の広さを保持しています。
また、トレッド(車輪の間隔)の拡大により、安定したワイド&ローなスタンスを実現しています。
この設計は、取り回しの良さと快適な乗り心地を提供するために、大径タイヤの採用と最小回転半径5.2メートルの実現にも寄与しています。
サスペンション・タイヤ・ブレーキの最適化
新型レクサスLBXは、フロントに最適化されたキャスター角と高剛性アルミ鍛造ナックルを組み合わせたマクファーソンストラット式サスペンションを採用し、直進安定性とコーナリング時の制御性を向上させています。
リヤサスペンションは、FFモデルで軽量なトーションビーム、AWDモデルで走行性能を高めるトレーリングアーム式を採用。
新開発のショックアブソーバーにより、低速からの反応性を高め、操安性と乗り心地を高次元で実現しています。
タイヤは大径でグリップ力を高め、安定性と走破性を向上。ブレーキはAHB-Gシステムを導入し、リニアな制動感と車両姿勢制御を通じて、安心感あるブレーキフィールを提供します。
これらの進化により、新型LBXは快適性と安全性を融合した運転体験を実現しています。
静粛性と空力性能の追求
音や振動の低減技術
新型レクサスLBXは、エンジンマウントの配置最適化とバランスシャフトの採用により、エンジン起動時のショックと低回転時の振動を抑えました。
さらに、吸気音を減らすためのエアクリーナホースレゾネータや、振動伝達を低減する排気管のフレキシブルパイプ、排気音を抑える大容量マフラーを導入。
ダッシュボードの3層構造サイレンサーにより、室内の騒音を効果的に遮断しています。
車内静粛性と空力性能の向上
車内の静粛性を高めるため、ルーフパネルには高減衰マスチックシーラーを使用し、重量増加なしで振動を抑制。
空力性能は、フロントの低いフードとシームレスグリルで風の乱れを最小限に抑え、サイドのドアパネルとベルトモールの設計。
リヤの流線型スポイラーと床下アンダーカバーのディンプル形状により、走行時の安定性と接地感を向上させました。
これらの工夫により、快適な乗り心地と優れた操縦安定性を実現しています。
ドライバーとの一体感を高める技術
新型LBXは、ドライバーの運転体験を重視し、低い着座位置による車両との一体感と視認性の向上を実現しました。
ステアリングとペダルの位置は、自然な操作感を得られるよう細かく調整され、オルガン型アクセルペダルや適切な角度のブレーキペダルを採用しています。
フードの視界を最適化し、Aピラーの形状を工夫することで前方の視界と車両の位置把握を容易にしました。シートは横荷重時の安定性を考慮した設計で、ドライバーの姿勢をしっかり支え、運転中の快適性を高めています。
新型レクサスLBXの魅力と価値
存在感を放つ新型LBXのデザイン
新型LBXは「Premium Casual」というデザインコンセプトのもとに開発され、日常的な使用にも適した上質さと存在感を兼ね備えたコンパクトクロスを目指しています。
その外観は、コンパクトクラスの枠を超える大胆なタイヤの使用とダイナミックなプロポーションで、クラスを超越した印象を与えます。
フロントフェイスのデザインには「ユニファイドスピンドル」が取り入れられ、新時代のアイデンティティを形成しています。
インテリアにおいては、「Tazuna Concept」を採用し、プレミアムな室内装飾にこだわり、リラックスした運転体験を提供することを目標にしています。
オーダーメイドシステムで差をつける
オーダーメイドシステム「Bespoke Build」により、新型LBXは顧客のライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
これにより、顧客は多様なライフスタイルや好みに合わせて、自分だけの特別な車を作り出すことができます。
このシステムは、顧客が以前選べなかった好みの仕様をグレードに関係なく選択できるようにするために設計されました。専用アイテムを含む豊富な選択肢を提供することで、個々の感性にマッチした唯一無二の車を実現します。
最新のLexus Safety Systemとは
レクサスの最新Safety Systemは、プロアクティブドライビングアシスト(PDA)を核として、歩行者や自転車との衝突リスクを減らすためにステアリングとブレーキを自動で調整します。
信号交差点でのウインカー使用時には減速支援を行い、車線内走行時にはステアリングをアシストして運転の安全を高めます。
プリクラッシュセーフティ(PCS)は、ドライバーの注意散漫を早期に検知し、衝突回避をサポート。レーダークルーズコントロールは全車速追従機能付きで、注意喚起と安全運転を促します。
レーンディパーチャーアラート(LDA)は、車線逸脱を防ぐために警報を発し、ドライバー異常時にはハザードを点滅させて安全に停車し、救助要請を行います。
これらのシステムは、レクサスの安全技術の進化を示し、運転者の安全を守るために設計されています。
レクサスLBXの価格と購入価値
レクサスLBXの価格設定は、その高い品質と提供される機能を鑑みても、市場において競争力があると言えます。
具体的な価格に関する情報は、提供された文書からは直接得られませんでしたが、レクサス車は一般的にその耐久性と先進技術により、価格以上の価値を消費者に提供していることが知られています。
購入後の満足度が高く、再販価値も比較的安定しているため、初期投資に見合う価値があると評価されています。
レクサスLBXのモデル別価格
価格(10%消費税込) | |
“Cool” | 2WD 4,600,000円 AWD 4,860,000円 |
“Relax” | 2WD 4,600,000円 AWD 4,860,000円 |
“Bespoke Build” | 2WD 5,500,000円 AWD 5,760,000円 |
まとめ:新型レクサスLBXの誕生とスペック
記事のポイントをまとめます。
- プレミアムカジュアルをコンセプトにしたコンパクトクロスオーバーデザイン
- 静粛性を高める3層構造サイレンサーと高減衰マスチックシーラーの採用
- 空力性能向上のためのフロント低いフードとシームレスグリル
- 走行安定性と接地感向上のためのリヤ流線型スポイラーと床下アンダーカバー
- 低い着座位置と自然な操作感のためのステアリングとペダル位置調整
- 視認性向上のためのフード視界最適化とAピラー形状工夫
- 横荷重時の安定性を考慮したシート設計
- TNGAプラットフォーム(GA-B)を基にしたLEXUS専用の改良プラットフォーム採用
- ドライビングポジション最適化と慣性モーメント改善による運転体験向上
- ボディ剛性の向上と振動・騒音抑制技術の進化
- マクファーソンストラット式サスペンションと新開発ショックアブソーバーの組み合わせ
- 大径タイヤとAHB-Gシステムによる制動感と車両姿勢制御の向上