高級SUV市場で長年の実績を誇るレクサスRXが、新たなモデルチェンジを遂げました。
最新の技術と洗練されたデザインが魅力の新型RXと、信頼性と実績に裏打ちされた旧型RX。
この二つのモデルは、どちらも独自の魅力を持ち合わせており、選択に迷う方も多いことでしょう。
そこで今回は、レクサスRXの新旧モデルを徹底比較し、それぞれの特徴や違いを明らかにします。
あなたのライフスタイルやニーズに合わせて、最適なレクサスRXを見つけるための一助となれば幸いです。
- 新型レクサスRXと旧型RXの主要スペックと性能の違い
- 新型RXと旧型RXのデザイン面での進化と特徴
- 各モデルの安全装備と走行性能に関する進化
- 新旧モデルの比較を通じて、どちらが個々のニーズに適しているかの理解
レクサスRX 新旧比較:全体概要と人気の秘密
高級SUV市場で長年の実績を誇るレクサスRX。
その人気の背景には、ブランド力と独特のデザイン、高い性能があります。
ここでは、新型と旧型のレクサスRXを徹底比較し、どちらがあなたに適しているかを見ていきましょう。
新型レクサスRXのスペック
新型レクサスRXは、全長4,890mm×全幅1,920mm×全高1,700mmのボディサイズを誇り、ホイールベースは2,850mmです。
エンジンやモーターについては個別に表記します。
- エンジン 2.4リッター直4ターボエンジン
- 最高出力 279PS(205kW)/6000rpm
- 最大トルク 430N・m(43.8kgf・m)/1700-3600rpm
- 燃費(WLTCモード) 11.8km/L(FF)/11.2km/L(4WD)
- 0-100km/h加速 7.9秒(FF)/7.6秒(4WD)
- エンジン 2.5リッター直4エンジン
- エンジン最高出力 185PS(136kW)/6000rpm
- エンジン最大トルク 228N・m(23.2kgf・m)/3600-3700rpm
- フロントモーター最高出力 182PS(134kW)
- フロントモーター最大トルク 270N・m(27.5kgf・m)
- リアモーター最高出力 54PS(40kW)
- リアモーター最大トルク 121N・m(12.3kgf・m)
- システム最高出力 309PS
- 燃費(WLTCモード) 18.8km/L
- 0-100km/h加速:6.5秒
- EV走行可能距離:86km
- エンジン 2.4リッター直4ターボエンジン
- エンジン最高出力 274.7PS(202kW)/6000rpm
- エンジン最大トルク 460N・m(46.9kgf・m)/2000-3000rpm
- フロントモーター最高出力 87PS(64kW)
- フロントモーター最大トルク 292N・m(29.8kgf・m)
- リアモーター最高出力 103PS(76kW)
- リアモーター最大トルク 169N・m(17.2kgf・m)
- システム最高出力 371PS
- 燃費(WLTCモード) 14.4km/L
- 0-100km/h加速:6.2秒
レクサスRXの人気の理由
レクサスRXが圧倒的な人気を誇るのには、その独特の魅力が大きく影響しています。
まず、レクサスRXは国産高級SUVの草分け的存在で、全長約4,900mm、全幅約1,920mmの大きなボディサイズを持つEセグメント車です。
このクラスの国産車では、マツダCX-8やトヨタランドクルーザーなどが競合するものの、RXはそれらとは一線を画す独自のポジションを確立しています。
また、メルセデス・ベンツGLEやBMW X5などの輸入車と比較すると、RXは価格面でのアドバンテージを持ちつつ、品質と性能で引けを取りません。
こうした理由から、レクサスRXは独自の市場を築き、幅広い層から支持を集めています。
新旧レクサスRXの比較概要
新型と旧型レクサスRXを比較すると、目を見張るほどの進化が見受けられます。
特にエクステリアとインテリアのデザイン、走行性能、さらには安全装備の面で大きな変化があり、これらの進化が新型RXの大きな魅力となっています。
エクステリアの違い
新型RXのエクステリアは、従来のモデルから大胆な進化を遂げています。
特に注目すべきは、スピンドルグリルのデザインの変更です。
新型RXでは、従来の大胆で迫力あるスピンドルグリルから、より洗練されたデザインに一新されています。
これは、フレームレスでフェイスデザインと一体化した新しいスピンドルグリルであり、車の前面により洗練された印象を与えています。
低重心で安定感のあるスタンスも、新型RXの特徴的な要素です。
インテリアの違い
インテリアでは、「Tazuna Concept」に基づく設計が採用されており、これによりドライバーと車との直感的なコネクションが実現されています。
高級感に満ちた内装は、質感の向上とともに、使い勝手の良いエルゴノミクスデザインが取り入れられています。
操作性の高いダイヤル式スイッチや、見やすいディスプレイ配置など、日常の運転がより快適になる工夫が随所に施されています。
走行性能の違い
新型RXの走行性能は、特にハイブリッドモデルにおいて顕著な進化を遂げています。
RX500hの場合、2.4Lターボハイブリッドエンジンはシステム出力371psを誇り、これにより力強く、かつスムーズな走りが実現されています。
また、RX450h+は燃費面でも優れた性能を発揮しており、経済性と環境性能の両方を兼ね備えています。
安全装備の違い
安全装備に関しては、新型RXに搭載された「レクサスセーフティシステム+」が大きな進歩を示しています。
これにより、自動ブレーキシステムやプロアクティブ・ドライビング・アシストなど、先進的な安全技術が組み込まれています。
これらの機能は、日常の運転から緊急時の対応まで、幅広いシチュエーションでドライバーをサポートし、より安全なドライブを実現しています。
総合評価:新型と旧型の長所と短所
レクサスRXの新型と旧型、どちらもその魅力において一長一短があります。
4代目RXの最大の魅力は、その滑らかで快適な乗り心地と静粛性にあります。
特に、エアサスペンションを搭載したモデルでは、路面の凹凸を感じさせない柔らかな乗り心地を実現しています。
対して5代目RXは、最新技術の導入により、パワフルな走行性能と高い操縦安定性を備えています。
新型RX500hでは、直4 2.4Lターボハイブリッドエンジンが371psの出力を発揮し、4WDシステム「DIRECT4」により驚異的な加速力と走行安定性を実現しています。
乗り心地に関しても、新型は前モデルよりも引き締まった印象を提供します。
しかし、4代目RXが持つフワッとした乗り心地を好むユーザーには、新型の固めのセッティングが物足りなく感じられる場合もあります。
総じて、5代目RXは走行性能において大きく進化していますが、乗り心地や静粛性を重視するユーザーにとっては、4代目RXも依然として魅力的な選択肢と言えます。
レクサスRX 新旧比較:どっちがおすすめ?
新型と旧型、どちらのレクサスRXも魅力的ですが、最終的な選択はあなたのニーズに合った物が良いでしょう。
新型レクサスそれぞれのモデルの特徴
新型レクサスRXは、モデルによって異なる特徴を持っています。
バランス型のRX350
RX350は、2.4L直4ターボエンジンを搭載し、279psの出力と430Nmのトルクを発揮します。
このモデルは、都市部での日常使いや長距離ドライブにおいても快適な走りが魅力です。
燃費性能は、4WDで11.2km/L、FFで11.8km/Lとなっており、バランスの良い運転性能が持ち味です。
環境性の抜群のRX450h+
RX450h+はレクサス初のPHEVモデルで、2.5Lの直列4気筒エンジンと高性能モーターを組み合わせています。
充電電力使用時の走行距離は86kmで、日常的な短距離移動ではほとんどガソリンを使わずに済むことが大きなメリットです。
また、WLTCモード燃費値は18.8km/Lと優れており、環境に配慮したドライビングが可能です。
パワフルな走りのRX500h
RX500hは、2.4Lターボハイブリッドエンジンを搭載し、システム出力は371psと圧倒的なパワーを誇ります。
特に注目すべきは、独自のハイブリッドシステムであるDIRECT4を採用している点です。
このシステムにより、高い走行性能と効率的な燃費を両立しており、WLTCモードでの燃費は14.4km/Lとなっています。
スポーティーな走りを求めるドライバーに最適なモデルです。
結局の所、新旧のどちらがおすすめ?
新型RXを選ぶべきか、それとも旧型がいいのか、その答えはあなたのニーズに大きく依存します。
新型RXは、最新の技術と洗練されたデザインを重視する方にぴったりです。
特に注目すべきは、5代目RX500hのシステム出力371psという圧倒的なパワーと14.4km/Lの燃費性能です。
それに対して旧型RXは、価格的な魅力と実績のある信頼性を求める方に適しています。
4代目RX450hは313psの出力に加え、14.9km/L~15.6km/L(FFモデルの場合)という燃費効率を誇ります。
あなたの予算、使用目的、デザインに対する好みを考慮して、最適な選択を行いましょう。
おさらい:レクサスRXの進化の歴史
レクサスRXは1998年のデビュー以来、多くの進化を遂げてきました。
初代から現在のモデルに至るまで、常に時代の先端を行く技術とデザインで高級SUV市場をリードしてきたのです。
新型RXはその最新の成果物であり、レクサスRXの歴史の中でまた一つ新たなマイルストーンを築いています。
レクサスRXの進化の歴史は、1998年に始まった初代モデルから、今日に至るまでの革新的な変遷が特徴です。
初代RXは、カムリのプラットフォームを採用し、その時代のSUV市場に新たな風を吹き込みました。
日本ではハリアーとして販売され、その独創的な乗り心地と静粛性で多くのユーザーの心を掴みました。
2003年に登場した2代目RXは、初代の成功を基にしつつ、さらに進化。
そして2009年に発表された3代目では、レクサスブランド専用モデルとして新たなステージへ。
2015年の4代目では、スピンドルグリルをフィーチャーしたダイナミックなデザインが新たに導入されました。
2022年にはV6エンジンから直4エンジンへのシフト、PHEVモデルの導入、先進安全技術の充実など、時代の要請に応える形で進化し続けています。
RXは、各世代で自動車業界に新たな基準を提示し続けているのです。
まとめ:レクサスRX 新旧比較
レクサスRXは新旧モデルを通じて高い品質と性能を提供しています。
最終的な選択は、個人の好みと要望によって決まるため、この記事があなたの最適なレクサスRX選びの参考になれば幸いです。
- 新型レクサスRXは全長4,890mm、全幅1,920mm、全高1,700mmのボディサイズを持つ
- 新型RX350は2.4L直4ターボエンジン搭載、最高出力279PS、最大トルク430N・m
- 新型RX450h+はPHEVモデルで、システム最高出力309PS、EV走行可能距離86km
- 新型RX500hは2.4Lターボハイブリッド、システム最高出力371PS、燃費14.4km/L
- レクサスRXの人気の理由は国産高級SUVの草分け的存在であること
- 新型と旧型のエクステリアデザインに顕著な進化、特にスピンドルグリルの変更
- インテリアは「Tazuna Concept」に基づいた設計、高級感と使い勝手を両立
- 新型RXの走行性能、特にハイブリッドモデルで顕著な進化
- 「レクサスセーフティシステム+」搭載で、安全装備面でも進化
- 4代目RXは滑らかな乗り心地と静粛性が魅力
- 新旧の選択は個々のニーズと予算に依存
- レクサスRXは各世代で自動車業界に新たな基準を提示