新型N-BOXフルモデルチェンジ2023:乗り心地や燃費の向上 - クルマニスト：車の事を知りたい全ての人へ

Hondaの新型N-BOXが市場に登場し、その魅力と先進技術が多くの注目を集めています。

2023年のフルモデルチェンジを果たしたこの車は、単なるデザインの変更に留まらず、多くの新機能や装備が追加され、特に安全運転支援システム「Honda SENSING」や新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT」の搭載が注目されています。

価格面でも進化を遂げ、新型N-BOXスタンダードの価格は164万8900円と、先代N-BOXのLグレードに比べてわずかながらの値上げとなっていますが、サイド＆カーテンエアバッグなどの安全装備が標準化されています。

エクステリア面では、安定感のある四角いフォルムを基本にしながらも、上質なデザインが追求され、丸穴デザインのフロントグリルや人の瞳を想起させる造形のヘッドライトが特徴的です。

この新型N-BOXを詳しく探っていきましょう。

記事のポイント

2023年のN-BOXの主な新機能や装備の追加点
安全運転支援システム「Honda SENSING」や「Honda CONNECT」の搭載内容
新型N-BOXスタンダードの価格と先代との比較
新型N-BOXのエクステリアデザインの特徴と変更点

2023年の新型N-BOXフルモデルチェンジ詳細

ホンダの人気軽スーパーハイトワゴン、N-BOXは2023年10月6日に3代目としてフルモデルチェンジを迎えました。

この新型N-BOXは、単なるデザインの変更に留まらず、多くの新機能や装備が追加されています。

N-BOXのスペックと特徴

ホンダのN-BOXは、2023年にフルモデルチェンジを迎え、3代目として市場に登場しました。

この新型N-BOXは、先代モデルからの進化を継承しつつ、さらに多くの新機能や特徴が盛り込まれています。エクステリア面では、安定感のある四角いフォルムを基本にしながらも、上質なデザインが追求されています。

特に、丸穴デザインのフロントグリルや人の瞳を想起させる造形のヘッドライトが特徴的です。

項目	N-BOX	N-BOX カスタム	N-BOX カスタムターボ
駆動	FF/4WD	FF/4WD	FF/4WD
全長	3,395mm	3,395mm	3,395mm
全幅	1,475mm	1,475mm	1,475mm
全高	1,790mm	1,790mm	1,790mm
燃費 (WLTC モード)	21.6km/L (FF), 19.4km/L (4WD)	21.5km/L (FF), 19.4km/L (4WD)	20.3km/L (FF), 18.4km/L (4WD)
エンジン	658cc 直列 3 気筒 DOHC i-VTEC エンジン	658cc 直列 3 気筒 DOHC i-VTEC エンジン	658cc 直列 3 気筒 DOHC ターボエンジン
最高出力	58PS/7,300rpm	58PS/7,300rpm	64PS/6,000rpm

特徴:

N-BOXはホンダのトールワゴン型軽自動車で、上品な個性と快適な装備を備えています。
N-BOX カスタムは精悍なスタイルと走りの質が魅力的です。特にターボエンジン搭載のモデルは、加速時や長距離移動でのストレスが少なく、長距離を移動する機会の多いユーザーにおすすめです。
エクステリアは安定感のある四角いフォルムを基本に、上質さが感じられるデザインとなっています。
インテリアは開放感のあるすっきりとした視界で、運転しやすく居心地の良い空間を実現しています。

スッキリ心地よい室内空間の魅力

新型N-BOXは、そのデザインからも居心地の良さが伝わってきます。特に、インテリアの設計には、ユーザーの快適性を最優先に考えたアイディアが随所に盛り込まれています。

まず、自宅のリビングで家族や友人と楽しく集うような、居心地の良い空間を目指して設計されています。

この結果、後席のトランクサイドライニングの一部には、グリップ形状のくぼみが設けられています。

これにより、小さなお子様や高齢の方でもしっかりとグリップを握ることができ、乗り降りがしやすくなっています。

さらに、新型N-BOXは、7インチのTFT液晶メーターを採用しています。

これにより、Honda SENSINGの機能や各種情報を非常に見やすく、分かりやすく表示することが可能になりました。

また、荷物をひとまとめにしまえる大型のグローブボックスや、後席の大型のサイドポケットも採用されており、使い勝手の面でも一歩進化しています。

このように、新型N-BOXの室内は、ただ広いだけでなく、その空間を最大限に活用するための工夫がたくさん詰め込まれています。

これにより、ドライバーはもちろん、乗員全員が快適に過ごせる空間が実現されています。

N-BOXの価格と購入のポイント

新型N-BOXは、ホンダのトールワゴン型軽自動車として、多くのユーザーから支持を受けています。その価格設定は、

先代モデルと比較して価格上昇が見られますが、その一方で装備や機能の向上が図られています。

具体的な価格やグレードについては以下の表をご参照ください。

グレード	駆動	価格
N-BOX	FF	1,648,900円
N-BOX	4WD	1,782,000円
N-BOX CUSTOM	FF	1,849,100円
N-BOX CUSTOM	4WD	1,982,200円
N-BOX CUSTOM ターボ	FF	2,049,300円
N-BOX CUSTOM ターボ	4WD	2,182,400円

購入の際のポイントとして、ディーラーオプションや下取り車の査定額を上手く活用することが挙げられます。

複数のディーラーでの見積もりを取ることで、最もお得な価格での購入が可能となります。

また、下取り車の査定額もディーラーによって大きく変動するため、しっかりと比較することが必要です。このように、少しの工夫で新型N-BOXをお得に購入することができるでしょう。

前N-BOXと変わったところの比較

新型「N-BOX」には、以下のような変更点や特徴があります。

グレード構成の変更:
- 先代モデルに比べ、新型「N-BOX」のグレード構成はシンプルになった。
- 基本的には、NA エンジンを搭載する標準ボディとカスタム、そしてターボエンジンを搭載するカスタムターボに大別される。
装備の充実:
- 標準ボディでも充実した装備があり、衝突被害軽減ブレーキやサイド＆カーテンエアバッグ、LED ヘッドランプ、右側スライドドアの電動機能などが標準装備されている。
外装の変更:
- 標準ボディのフロント、リアエクステリアでは、丸目がより強調されたヘッドライトが採用され、テールランプはフル LED 化されている。
インフォメーション・ディスプレイの進化:
- 現行 N-BOX ではアナログ 2 メーター＋小窓の TFT ディスプレイという組み合わせだったが、新型では進化している。
静粛性の向上:
- 新型 N-BOX では静粛性が向上しており、ルーフやフロアの部材を変更することで、高速道路でのクルージングの快適性が増している。
Honda CONNECT に対応:
- 新型 N-BOX は N シリーズで初めて、新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT」に対応している。
収納設備の進化:
- 新型 N-BOX の収納設備も進化しており、グローブボックスの容量は先代型の 2 倍になっている。
安全機能の進化:
- 新型 N-BOX のホンダセンシングも進化しており、近距離衝突軽減ブレーキや急アクセル抑制機能が新たに採用されている。
シートの改善:
- 新型 N-BOX の後席は座り心地がしなやかになり、腰の安定性も向上している。

買い替えるメリット・デメリット

メリット:

安全性の向上: 新型N-BOXには「急アクセル抑制機能」や「近距離衝突軽減ブレーキ」などの先進的な安全機能が搭載されています。特に「急アクセル抑制機能」は、アクセルペダルの開度と踏み込み速度から急なアクセルを判断し、加速を抑制する機能です。
充実した装備: 「N-BOX」には、フルLEDヘッドランプが全グレードに標準装備されています。また、新型モデルの価格はライバルよりも高いものの、運転支援機能が標準装備されている点が特筆されます。
価格の透明性: 新型N-BOXのスタンダードモデルの価格は164万8,900円で、先代モデルのLグレードと比較して4万9,500円の値上げがありますが、サイド＆カーテンエアバッグなどが標準装備されているため、実質的な価格の割安度は同程度か、実質的に少し値下げされています。

デメリット:

価格の上昇: 新型モデルは先代モデルと比べて4〜5万円ほど値上げされています。特に新型N-BOXカスタムモデルは、スタンダードに比べて価格が20万円高くなっています。
初期不良のリスク: 新型モデルのため、初期不良などのリスクが考えられますが、ホンダの高い品質管理のもと、これらのリスクも考慮されています。
一部の機能の廃止: 新型モデルでは、助手席ロングスライドシートやターボモデルなど、一部の仕様が廃止されています。これらの仕様を希望する場合、先代モデルの在庫車を検討する必要があります。

N-BOXの歴史と進化

N-BOXは、ホンダが誇る軽自動車のフラッグシップモデルとして、その登場以来、多くの進化を遂げてきました。

2011年に初代モデルが登場し、その箱型のスタイルとスーパーハイトワゴンの室内空間の広さが特徴でした。

2017年には2代目が登場し、さらにワイド感のあるデザインが採用され、2023年には3代目として新型N-BOXが誕生しました。

新型N-BOXの特徴として、エクステリアデザインにおいては、丸穴デザインのフロントグリルや人の瞳を思わせるヘッドライトが採用され、シンプルで親しみやすいデザインが特徴となっています。

また、オフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディと同色のフルホイールキャップを採用した「ファッションスタイル」という新しいパッケージも設定されました。

技術的な進化として、新型N-BOXはホンダセンシングの進化を遂げ、近距離衝突軽減ブレーキや急アクセル抑制機能が新たに採用されています。

また、荷室の広さも注目点で、自転車を積む際に便利なヘコミが荷室の床に設けられ、積み込みが容易になっています。

ホンダは、N-BOXを通じて、軽自動車の領域での技術やデザインの進化を続けており、その結果、安全性や燃費性能の向上、そしてユーザビリティの高さが多くのユーザーから支持を受けています。

新型N-BOXフルモデルチェンジ2023の評価

N-BOXは軽自動車の販売台数でトップを維持しており、その人気は絶大です。2023年のフルモデルチェンジにより、その魅力はさらに増しています。

新型N-BOXカスタムには、ノーマルエンジンに加えてターボも用意されており、価格はスタンダードに比べて高くなっています。

しかし、その価格アップに見合った機能や装備が追加されており、特に長距離を移動する機会の多いユーザーには、ターボ仕様がおすすめです。

全体として、新型N-BOXはデザイン、機能、装備の面で大きな進化を遂げており、多くのユーザーから高い評価を受けています。

Honda SENSINGの新機能と魅力

Honda SENSINGはホンダの先進的な運転支援システムで、新型N-BOXにはさらに進化した機能が搭載されています。以下はその主な新機能と特徴です：

歩行者と横断自転車の衝突回避支援：昼夜を問わず、歩行者や横断する自転車との衝突を回避するための支援を行います。
ソナーセンサーの増加：ソナーセンサーが4個に増加し、後方の障害物の接近をより正確に検知。これにより、駐車時などの安全性が向上しています。
衝突軽減ブレーキシステム（CMBS）：前走車、対向車、歩行者（昼夜）、横断自転車との衝突を回避するための支援を行います。特に、約5km/h以上の速度差での衝突の可能性がある場合に自動的に減速や停止を行い、衝突の被害を軽減します。
路外逸脱抑制機能：約60km/h〜約100km/hでの走行中に路外への逸脱を検知し、運転者に警告を行いながら逸脱を防ぐ支援を行います。

これらの新機能により、Honda SENSINGはドライバーの安全運転をより強力にサポート。日常の運転から非常時まで、ドライバーを多角的にサポートし、安心して運転を楽しむことができるようになりました。

Honda CONNECTの搭載と利点

Honda CONNECTは、ホンダが誇る先進のコネクテッド技術で、新型N-BOXにも搭載されています。この技術は、スマートフォンとのシームレスな連携を実現し、ドライバーや乗員に多彩な機能を提供します。

リモート操作の強化:
- エアコンのリモート操作が可能で、特に夏場の車内温度を事前に下げることで、快適な乗車環境を実現します。
- 車のライトの消し忘れ通知がスマートフォンに届くため、安心して車を駐車できます。
自動地図更新サービス:
- 新しく開通した道路や新設された施設の情報を、通信を利用してカーナビに自動で更新します。これにより、常に最新の道路情報を手に入れることができ、ホンダの店舗に行く手間も省けます。
緊急サポートの充実:
- エアバッグが展開した際や交通事故が発生したとき、オペレーターが迅速に対応します。また、高速道路でのあおり運転などのトラブル時にも、ボタン一つでオペレーターに連絡が可能です。
ALSOK駆けつけサービス:
- 車の異常を感知すると、ALSOKのガードマンが急行します。これにより、いたずらや盗難などのトラブルを未然に防ぐことができます。
車内Wi-Fiの提供:
- 車内でのデータ通信が可能となり、動画の視聴やオンラインゲーム、テレワークなどが車内でも楽しめます。キャンプ場などでもWi-Fiが利用できるため、移動中も快適なネット環境を保つことができます。